『よく楽天のCMでお買い物パンダが「SPUはなんとポイント最大15倍!」とか言っているけど、最大15%分のポイントがつくってことでしょ。%の表記でいいじゃん!』
そう、%の方が分かりやすいです。僕もそう思っていました。
しかし、よく考えてみると〇倍という表現が正しいです!
それでは、理由をみていきましょう。
ポイント付与の基本単位
ポイント付与は、100円で1ポイントです。これが基本です。ポイント2倍であれば、100円で2ポイントです。
とにかく『100円』というところが肝です。
ポイント付与の例
例えば、ポイントは10倍で100円の商品を買うと、10ポイント付与されます。計算式は以下の通りです。
100円 (商品)÷ 100円 × 10倍 = 10ポイント
『100円で10ポイントだから、10%ポイント還元ってことでしょ?』
そうです。100円の場合は結果として10%になります。
100円 × 10% = 10ポイント
50円の商品を買う場合には、どうなりますか?
『100円で10ポイントで、半分の50円だから5ポイント…。(いや、もう分かったけど。ハマってやるよ)』
残念、違います。
『えー!なんで!?(リアクションしとこ)』
ポイント還元率が10%であれば、50円で5ポイント付与されます。
50円 × 10% = 5ポイント
ここで思い出して欲しいのが、ポイント付与の基本単位。そう『100円で1ポイント』です。正しい計算式は次のようになります。
50円 ÷ 100円 × 10倍 = 0ポイント
50円÷100円の部分で0になってしまい、10倍しても0という結果です。
現実的な例
上記の例は100円、50円というあまりにも少額だったので、現実的な例をあげます。
1080円の商品をポイント10倍で購入します。ポイント付与は以下の通りになります。
1080円 ÷ 100円 × 10倍 = 100ポイント
これを10%で計算すると
1080円 × 10% = 108ポイント
結果が変わってしまいますね。
結論
『楽天SPUの倍率表記って、%表記じゃダメなの?』
ダメです! 意味があって倍率の表記になっています。
%のほうが、ポイントがたくさん付いていいんですけどね。
今回は、『楽天SPUの倍率のナゾ』を解明することができました。
最後までお読みいただきありがとうございます。ご参考になれば幸いです。